測定方法と練習の考え方

何を数えて、何は数えないか。世の中の目安はどこから来たか。研究は参考で、Flick Practice自体の効果を証明したものではありません。

Counting

正しく打てた文字だけを、1分あたりに。

入力中の画面

  • 確定した文字(数える)
  • 変換中(まだ数えない)

正しく確定した文字

82

÷

測った時間

60秒

=

速さ

1分で82文字

お題「あめがふってきた」の途中。確定した6文字を数え、変換中の2文字はまだ数えません。
  • 変換中は数えない確定した文字だけを、1回だけ採点します。
  • 打ち直しも1回消して打ち直しても、正解を二重に数えません。
  • 途中の文は合っている所まで60秒で途中の文は、正しく確定した先頭だけを数えます。
  • 全角・半角は同じ!と!、3と3は同じ文字として扱います。

次のことがあった記録は、伸びの比較に使いません

  • 貼り付け
  • 途中で画面を離れた
  • 端末の時計のずれ

Benchmarks

世の中の目安は、3つの研究から。

スマートフォンの文字入力の速さを測った、公開されている研究・調査の平均です。条件がそれぞれ違うため、順位ではなく目安として示しています。

1分あたりの文字数(平均)

  • 高校1年生59文字
  • 大学1年生81文字
  • 大学3・4年生108文字
  1. 高校1年生

    2019年・17人

    教科書の118文字の文章をスマートフォンで入力した時間(平均119.6秒)から換算。17人中13人がフリック入力。

    論文を開く(登本洋子・高橋純・堀田龍也(2021)「高校生のPC・スマートフォンの文字入力の速さに関する調査」日本教育工学会論文誌 44(Suppl.))
  2. 大学1年生

    2022年・約1,050人

    70文字の文章をスマートフォンで入力した時間を各自が計測(平均1.354文字/秒)。入力方法は問わない。

    論文を開く(八重樫直希・稲垣知宏・村上祐子・滑川裕介(2022)「デバイス別文字入力速度と利用実態から明らかにする大学新入生のための情報教育の検討」大学ICT推進協議会 2022年度年次大会)
  3. 大学3・4年生

    2020年・12人

    1分間のフリック入力テスト(1人4回)の平均。中央値は110文字、最小10〜最大179文字。

    論文を開く(中川大輔・松澤芳昭(2020)「文字入力速度測定ツールの開発による大学生のキーボード入力とフリック入力速度の実態調査」情報システム学会 第16回全国大会)

60秒テストとの違い

項目研究60秒テスト
数え方決まった文章を打ち終えるまでの時間から換算60秒の間に正しく確定した文字を数える
間違えた文字研究によって扱いが違う数えない
文章漢字まじりひらがな/実践(漢字変換あり)
人数12人〜約1,050人あなた1人の記録

研究の文章は漢字まじりのため、比べやすいのは「実践(漢字変換あり)」モードです。どの研究も対象が限られ、日本全体の平均ではありません。

Weak spots

苦手は、打つほどはっきりする。

調べる文字の種類

  • 濁点
  • 半濁点
  • 小さい文字
  • 小さい「っ」
  • 長音
  • 同じ文字の連続
  • 句読点・記号
  • 数字
  • 漢字変換
  1. 1
    調べ中

    その種類の文字を10文字打つまで。結果には「あとN文字で判定」と出します。

  2. 2
    苦手かも

    ほかの文字より、誤りの割合がはっきり高いとき。別の日にも多ければ、そう添えます。

  3. 3
    減ってきた

    集中練習のあと誤りが減ったとき。練習の中で → 初めての文でも → 日を空けても、の順に確かめます。

ほかの文字と差がなければ「目立つ差なし」と出します。苦手ではないと決まったわけではなく、記録が増えると変わることがあります。判定の基準(文字数・割合)は暫定値で、実際の記録を見ながら見直します。

Limits

わかること、わからないこと。

Webでわかること

  • 確定した文字と、確定した時刻
  • 文字の種類ごとの誤りの割合
  • 確定したあとに直した回数

Webではわからないこと

  • 指のフリック方向や、押したキー
  • 変換候補を選ぶまでの時間
  • 外付けキーボード・音声入力・自動修正の区別

指の動きは見えないため、「右フリックが苦手」のような判定はしません。正確性(%)は、iPhone Safari・Android Chrome の日本語入力で計測の正しさを実機で確かめられるまで表示しません。

Evidence

根拠は、3つに分けて扱う。

  1. 参考にしている研究

    フィードバック・動機づけ・記録に関する研究。フリック入力が対象でないものも含みます。

  2. あなた自身の記録

    このブラウザに保存した記録。同じ条件の60秒テストどうしだけを比べます。

  3. Flick Practiceの検証

    この練習方法の効果は、まだ検証できていません。「必ず上達する」とは言いません。

自己ベストは、同じ条件で得た1回の最良値です。記録の更新であって、上達の確定ではありません。

参考文献

計測方式 fp-measure-2・60秒テストの問題 assess-2026.10.1・練習の問題 train-2026.10.1

まずは60秒、
今の速さを。